『ヒロアカ』の一番くじは、単なる運試しじゃない。
それは、「あのキャラの、あの瞬間」にもう一度触れられる儀式なのだと思う。

この記事では、2024〜2025年に発売された『僕のヒーローアカデミア』の一番くじから、
歴代人気TOP10のアイテムを厳選し、メルカリ相場やブックオフ等の買取価格と共に紹介する。

あの時、引くか迷ってやめた──
その一番くじのフィギュアが、今メルカリで数万円の値がついていた。

引き当てた人の歓喜と、逃した人の後悔。
そのすべてが、今日もどこかでフィギュアになって語り続けている。

■ 『ヒロアカ』一番くじ 歴代人気アイテムTOP10【2024〜2025年】

2024年から2025年にかけて、『ヒロアカ』一番くじは新章・劇場版・スピンオフと連動し、シリーズとして多様な展開を見せた。
その中でもファンの心を最も強くつかんだ10点を、ここで表として振り返る。

このリストを見て、「あの時、引いておけばよかった」と思った方もいるかもしれない。
でも、それもまた一つの記憶。今からだって、手に入れる道は残されている。

■ 各アイテムのメルカリ相場とその推移

「くじの結果は、その日だけのものじゃない」。
むしろ本当の勝負は、くじが終わった“そのあと”に始まる。
それを教えてくれるのが、メルカリの相場の移り変わりだ。

たとえば、2024年10月の「連なる星霜」シリーズ。
爆豪の最終決戦フィギュアは、初動で10,000円超え。
しかし半年後、価格は緩やかに下がりながらもなお8,000円前後を維持している。
それは「今でも欲しい」と思い続けている人が多い証拠だ。

🔍 時間経過での価格比較（例）

価格は熱のバロメーターだ。
流行り廃りではなく、「物語をいつまでも傍に置いておきたい」という気持ちが相場を支えている。

だからもし、いま相場が高くても、それは決して“無駄な出費”じゃない。
それは、自分が何を信じて、何に惹かれていたか──その証明でもある。

■ ブックオフ・ホビーオフでの買取価格は？

“手放す”という行為には、いつも少しだけの後ろめたさがついてくる。
だけどそれは、物が悪いわけでも、持ち主が冷たくなったわけでもない。
「物語が、自分を追い越していった」、ただそれだけのことだ。

“一番くじ”を引いたその瞬間は、ただのラッキーかもしれない。
でも、そのフィギュアを持ち続ける時間は、間違いなく自分だけの“物語”になる。
そして今、それを手放す人がいれば、また別の誰かが、それを必要としている──

ブックオフやホビーオフの買取価格を見れば、
そのキャラや作品が、今、どれくらい“他人にとっても価値がある”かが見えてくる。

🔍 買取価格の目安（2025年5月現在）

ブックオフは、比較的安定した査定。
ホビーオフは“フィギュア専門目線”があるため、保存状態や再販の有無で明確な差が出やすい。

でも、価格はあくまで“ひとつの指標”だ。
そのフィギュアが、あなたの部屋にあった年月は、数字では計れない。

■ ブックオフ・ホビーオフでの買取価格TOP10

同じフィギュアでも、「どこで売るか」によって、買取価格は大きく変わってくる。
その差には、店舗の得意ジャンル、査定基準、そして「キャラクターへの目利き」が反映されている。

🟧 ブックオフ：買取価格TOP10（2025年5月現在）

🟦 ホビーオフ：買取価格TOP10（2025年5月現在）

専門性で選ぶならホビーオフ、
汎用性と手軽さで選ぶならブックオフ。
それぞれの“目利き”を知ることも、フィギュアとの付き合い方のひとつかもしれない。

🔍 買取価格の目安（2025年5月現在）TOP20

ブックオフやホビーオフといった買取ショップでは、
保存状態や話題性に応じて、フィギュアは驚くほどの値がつくこともある。
以下は、2025年5月現在の主な買取価格TOP20の実例だ。

ここに載っていないアイテムにも、もちろん価値はある。
でもこれは、いま“誰かが手に入れたいと願っている”記憶のリストなのかもしれない。

そしてもし、いま手元に眠っているなら──
「ありがとう」と一緒に手放す日が来ても、きっと大丈夫。
その想いは、きっと次の誰かにちゃんと届く。

■ 「買い逃した悔しさ」をどう受け止めるか

「買っておけばよかったな……」
そんなふうに思い返す夜が、誰にでもある。

あのときは、別に欲しくなかった。
タイミングが合わなかった。
余裕がなかった。
──理由はいくつでも挙げられるけど、
それでも“欲しかった気持ち”だけが、記憶に残ってる。

だからこそ、今のあなたが、
メルカリや店頭でそのフィギュアを手に取ることには意味がある。
過去の自分に、少しだけ優しくなれるから。

誰かが手放したものを、
今度はあなたが大切にする──
その繋がりこそ、“記憶をバトンする”ということなのだと思う。

フィギュアはただの物じゃない。
その裏側には、誰かの好きだった時間が必ず刻まれている。
それを受け取ってくれる人がいる限り、“好き”は終わらない。

■ まとめ｜あの日の「欲しかった」を、今こそ抱きしめに行こう

くじを引くかどうか、迷っていたあの日。
財布と相談して、立ち去ってしまったローソンの前。
それでも、そのキャラが好きだった気持ちだけは、
あなたの中にちゃんと残っていた──。

だからこそ今、もう一度だけ、自分の“欲しかった”と向き合ってみてほしい。
値段じゃない。価値でもない。
ただ、あのとき胸が動いた──その感覚こそが、あなたにとっての答えだと思う。

“手にする”という行為は、ただの物欲じゃない。
それは、記憶と再会する儀式だ。
この記事が、その小さな再会のきっかけになれたなら──それだけで、僕は嬉しい。

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